No.123 「西田研究室-跡-」

一西田ゼミ卒業生から、写真と共に送られてきたメッセージを紹介する。

********************************

もともとは静かな場所なんだ

”あの場所”を知っている者なら、きっとこう思うだろう

文学部棟2階の奥まった場所

いつも騒がしかった”あの場所”の存在意義は

なくなった後に、より鮮明に浮かび上がる


西田研究室と国際交流ラウンジ

そこには人がいた

エネルギーがあった

悩み、考え、行動した

違和感を感じ

共感を分かち合う

連続する驚きと発見

更新されるATARIMAEの感覚


トラブルが起こっては

解決する

本気でぶつかったから

味わえる達成感

いくつもの出会い

いくつもの別れ

素敵な恋や

片思い


この場所で生まれたものは

人を悩ませ、人を鍛えた

そこにいた人々の血となり肉となり

今も生き続ける


この場所には特別な空気があった

無茶な行動を後押ししてくれるような空気


一人の先生の情熱と

その情熱に反応した学び子達の

2度と起こることのない化学反応

その結果生まれた空気だった


あの空気は、もうここにはない


一人の先生は大学を去った

学び子達は大学を卒業した

鍛えられた心と

あの空気を持ったまま


さあ、社会へ

 

 

 

 

 

 

 


2010年3月
#123 西田研究室-跡-
<< 前へ 次へ >>