2014年7月11日「父逝く8」

5月30日まで、指をくわえて待ってはいられないと、
MRI検査のできる整形外科をネットで調べてみた。
(T整形外科は、MRIの設備がなかった)

そして、5月8日(木)、ドクターランド幕張という病院に連れて行き
MRI検査をしてもらった。

「背骨の数か所に圧迫骨折が見られます。これが痛みの原因です。
相当痛いと思いますので、無理をせず安静になさってください。」
と、担当医の五江渕義臣先生。

「この骨折の原因ですが、大きく転んだとか尻もちをついたとか
身体に負担をかけたことはありませんか?」
という質問に、「そのようなことはありません。」と伝えると、
「骨折の原因が老化に伴うものだけとは考えにくいですから
ここは一度大きな病院で骨折の原因を調べることをお勧めします。」
と言われた。

その後、「どの病院にするかや事務手続きについて説明しますので
息子さんだけ残っていただいて、お父様は待合室でお待ちください。」
と告げられた。

嫌な予感がした。

「申し上げにくいのですが、MRI検査の結果、腫瘍が見られます。
血液検査の結果、腎臓の機能も低下してきています。
至急大きな病院にお父様をお連れ下さい。
すぐに入院という運びになると思います。
ご自宅から近い方が宜しいでしょうから、K病院に紹介状をお書きいたします。」

「腫瘍ということは、癌ということでしょうか?」という問いに
五江渕医師は、首を縦に振られた。
「あまり良くないということでしょうか?」という問いに
「癌は専門外ですので軽々には申し上げられませんが、
良い状況にないということだとご理解ください。」
と仰った。

病院を後にすると、
「弘次、外で食事していかないか?」と父。
普段だったら母親に報告するためにすぐに帰りたがる父。
どんな外食よりも、母の手料理を好む父。
私の仕事を気遣い、これまでもすぐに帰ろうとしていた父。

父も当然察した筈だ。

父と二人きりで、昼食を共にするのはいつ以来だろう。
他愛もない話をして、帰宅する。
(今となっては貴重な時間)

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ドクターランド幕張の五江渕義臣医師は、
患者及び患者家族の立場を第一に考えてくださる素晴らしいドクターでした。
このような医師は、本当に少数ですので、実名にて記載させていただきます。

それにしても、医師たちの対人コミュニケーション力の乏しさには
がっかりの連続。(独り言)